歯のクリーニングで虫歯や歯周病のリスクを防げるため

歯医者の定期健診では、歯科衛生士によるPMTCを受けられます。これは、プロによるプロの器具を使った歯のクリーニングのことで、歯に付着した歯垢や歯石などをきれいに取り除けるのです。歯周病と虫歯は、歯垢や汚れが原因となるため、毎日の歯磨きが大切です。
しかし、日々の歯磨きで十分に汚れや歯石、歯垢などを落とせているとは限りません。定期的にPMTCを受けることで、歯についた汚れをしっかり落とせるため、歯周病や虫歯のリスクを抑えられるのです。

口腔がんなど重大な病気の発見につながるため

定期健診を受けることで、虫歯や歯周病だけではなく、口腔がんや舌がんのような重大な病気の早期発見につながります。虫歯や歯周病を放置すると、最終的には歯が抜け落ちてしまいますが、口腔がんや舌がんの場合は、亡くなる恐れがあります。
口の中の健康と言えば、歯の健康ばかり着目しがちですが、このような重大な病気が隠れているケースもあることを覚えておきましょう。
早期発見できれば、亡くなるリスクを大きく減らせます。また、治療による心身への負担も最小限に食い止められるのです。

入れ歯などの調整が必要なため

定期健診は、入れ歯などの調整のために受けるケースもあります。入れ歯は、最初から自分に合わせることは困難です。少しずつ調整していき、自分に合った入れ歯となります。そのため、定期的に歯医者で入れ歯を調整しなければなりません。
自分に合わない入れ歯を使うと、口の中の粘膜を傷つけたり、汚れがたまったりする恐れがあります。また、一度自分に合ったとしても、しばらくすると再び合わなくなるため、定期的な調整は欠かせません。
入れ歯の調整の際に、口の中の健康状態も診てもらいましょう。

自宅での歯磨きの質を高めるため

歯医者の定期健診では、歯の染め出しによって、磨けているところと磨けていないところがわかります。磨けていないところを磨けていない原因を把握し、正しい磨き方を習得することで、自宅での歯磨きの質が高まり、虫歯や歯周病のリスクを抑えられるのです。
どれだけPMTCを受けていても、自宅での歯磨きが十分にできていなければ、虫歯や歯周病のリスクは抑えられません。
そのため、定期的に歯医者で歯磨き指導を受けて、プロフェッショナルケアを受けつつ自宅での歯磨きの質を高めることが大切なのです。

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