砂糖をふくむ甘いお菓子やジュースはできるだけひかえる

虫歯を作るミュータンス菌は砂糖やご飯、パンや麺類にふくまれる糖質をえさにして口の中で活動しています。このため、甘いお菓子を食べたり糖分をたっぷりとふくむ清涼飲料水などは歯にとって良くありません。普段の食生活ではできるだけ甘いお菓子や清涼飲料水は避けることを心がけましょう。お菓子やジュース類以外にも煮物や甘い豆類、コーヒーや紅茶にふくまれる糖分、そして果物にも糖分がふくまれているため、もし、これらの飲食物を摂取したときにはかならず歯磨きを行うようにしてください。時間がない、または歯を磨くのがどうしても面倒くさい、という場合には最低でも口を水やぬるま湯でゆすぐだけでもある程度の清掃効果は期待できます。

就寝前の歯磨きはかならず行う

寝ているあいだは唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥した状態になりがちです。唾液が減って口の中が乾くと唾液による自浄作用が薄れてしまい、ミュータンス菌などの口腔内の細菌の活動が活発化して虫歯が発生しやすくなります。このため、就寝前にはかならずしっかり歯磨きを行い、口の中を清潔な状態にしてから寝るようにしましょう。就寝前の歯磨きをせず、食べかすが歯に付着した状態で眠るのはミュータンス菌にえさをたっぷり与えているのと同じです。日中の歯磨きができない場合でも、就寝前の歯磨きだけはかならず欠かさずに行うことを心がけましょう。

食事はよくかんで食べる

唾液には細菌を退治する殺菌作用のほか、ミュータンス菌がだす酸や食べ物の酸によって溶けてしまった歯(脱灰)を修復する作用があります。(再石灰化作用)唾液にふくまれているカルシウムやリン酸は再石灰化に欠かせない物質です。食事の際にあまり食べ物をかまずに飲み込んでしまうと、唾液が十分に分泌されず口の中が乾きやすくなります。食事のときにはしっかりよくかんで食べ物をそしゃくし、唾液の分泌をうながすようにしましょう。

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歯間ブラシやデンタルフロスを活用する

毎日のセルフケアは歯磨きだけでは不十分です。その理由は、歯と歯のすき間のプラーク(歯垢)や食べかすの汚れは歯磨きでは落としにくく、歯磨きだけのセルフケアだと磨き残しがどうしても発生してしまいます。毎日のセルフケアを行う際には歯をしっかり磨くとともに歯間ブラシやデンタルフロスを合わせて使用し、歯と歯のすき間に溜まったプラークや食べかすを取り除くようにしましょう。