高齢化する日本社会

現在、65歳以上の高齢者は全国民の約3割近くにも達し、将来的にますます増えていくことが予想されています。そんな中、歯科医院に行きたくても行けない通院が難しい高齢者も同時に増えいるのが現状で、75歳以上にもなると歯科受診率が急激に下がってしまうといったデータもあるほどです。

虫歯になる可能性は高齢者の場合は特に高く、歯科医院への受診が困難となると、ますます歯の状態が悪化し、咀嚼のための働きや口腔機能も下がってしまい、人にとって極めて大切な食事を行なうことの楽しみまでもが奪われてしまうだけでなく、生きていくための気力すら下がってしまう危険もあります。

このような背景もあり、患者が自ら歯科医院へ通院するのではなく、歯科医や歯科衛生士が自宅や老人ホーム、そして病院などへ出向いて診察する訪問歯科が誕生したのです。なので、訪問歯科を受診する場合はあくまで通院が困難である方が対象となるため、内科、外科など他の病院に通院されている方はこの診察を受けることはできません。

どんなことをしてくれる

では、より具体的に訪問歯科で診察が可能となる医療の内容についてを見ていくことにしましょう。

訪問歯科では歯科診療、口腔ケア、口腔リハビリが主に受診できます。人によって歯の状態や症状の進行具合が異なり、加齢によっても状況は変わってきますが、この3つの受診内容が同時に行なわれるというのが一般的であるとされています。

次に、身近な家族に対象者となる高齢者がいる場合、訪問歯科をどのようにお願いするかを見ていくことにしましょう。

訪問歯科の申請方法

訪問歯科をお願いする場合、次のような方法が挙げられます。

まず、普段かかっている歯科医院や相談したい歯科医院に話します。この場合、直接訪問しても電話でもかまいません。

次にお近くにある歯科医師会の事務局に相談する方法です。歯科医師会には在宅で行なえる歯科医療や訪問歯科についてお応えできる窓口があるため、こちらに問い合わせしてみましょう。

次に医療や介護に携わるケアマネージャーや施設のケアマネージャー、訪問看護師や病院の看護師に相談する方法です。こちらの場合も、直接訪問しても電話相談でも対応してくれるので、ご自分に合った方法で問い合わせしてみましょう。

福山市の「やまもと歯科」は真摯に対応してくれる歯医者です

生涯美しい歯で

いかがでしたでしょうか。

通院困難な高齢者を歯科医院へ連れて行くことに難しさやあきらめを感じていた方はいらっしゃいませんか?現在では訪問歯科を行なう歯科医や歯科衛生士も増えてきていますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。