犬歯とは?

前歯から数えて3番目にあり、上下対になって4本ある歯が犬歯です。肉食動物では獲物となる動物を捕まえるための歯となり、尖った形をしています。
他の歯よりも歯の根が長いことが特徴で、年齢を重ねても最後まで抜けずに残る歯となります。それに加えてエナメル質が硬い傾向にあるので歯の中でも丈夫なので虫歯になったり歯が欠けることが少ないです。犬歯が歯列からずれている場合は八重歯になりやすいと言えます。八重歯の位置によっては口を開けることに抵抗を感じる方もいるでしょう。

犬歯によるトラブル

犬歯が八重歯になることでトラブルが発生することがあります。1つ目は口の中を傷付けてしまうことです。犬歯は尖っているので八重歯になってしまうと口の中を傷付けてしまう可能性があります。繰り返すことで口内炎になり、食べ物を摂ることにも苦労する場合があるので、口内炎を繰り返す場合には歯医者に相談してみましょう。2つ目は、口呼吸になることです。八重歯になると、自然に口が閉じることを邪魔してしまうことがあります。口呼吸は口の中が乾燥するので免疫システムの働きを悪くしてしまいます。歯周病や虫歯菌の原因となる菌の繁殖を促すことにもつながるので、注意が必要です。また、歯並びが悪くなっていることが多いので、歯ブラシをしてもブラシが届きにくいデメリットがあります。虫歯になりやすく、口臭の原因にもなるので入念な歯磨きが必要となるでしょう。

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犬歯を矯正するメリット・デメリット

犬歯が八重歯になることで矯正を考える方もいるでしょう。そこで、矯正するメリットやデメリットをご紹介していきましょう。まず、メリットについてです。矯正をするメリットとしては口元が綺麗になることが第一に挙げられます。顎が小さい場合でも矯正をすることで無理なく歯を並べることが可能になります。歯並びが綺麗になるので噛み合わせが改善し、笑顔にも自信が持てるでしょう。また、鼻呼吸も自然にできるようになります。臭いの原因をなくすことにもつながり、口臭を気にしていた方にとっては大きな魅力となります。次にデメリットについてです。矯正では抜歯を行う可能性もあります。顎が小さい場合にはスペースを作ることで歯並びが綺麗になるため、小臼歯を抜くことになるでしょう。八重歯が虫歯になっていたり、前に出ている状態がひどい場合には八重歯自体を抜歯することも考えられます。また、矯正なので治療期間が長くなる可能性もあります。しかし、犬歯が八重歯になることで様々な不具合が生じるので、矯正することで自分に自信を持つことにつながるでしょう。