正直に歯医者さんに行くことを事前に伝える

小さいお子さんにとって、歯医者さんは非常に怖いものであることは間違いありません。
お医者さん全般が注射など、痛いイメージがあるものだと思いますが、歯医者さんの場合、特にそのイメージが強くなりますね。
しかし、お子さんを歯医者さんに連れていく前に、嘘をつくのはよくありません。
「今日は診てもらうだけ」「痛くない」といった嘘をついて子どもを歯医者さんに連れていくと、お子さんにとって歯医者さんがより怖い場所になってしまいます。
もちろん、親に対する不信感にもつながりますから、全くいいことがありません。

正直にお子さんに、歯医者さんに診てもらうことを事前に伝えて、歯医者さんで治療することがとても大切なことも教えましょう。
お父さんお母さんも虫歯の治療をしたことがあるといったお話も、お子さんにとって恐怖を和らげることにつながります。

小さい子は午前中の受診がおすすめ

また、小さい子はできるだけ、ストレスのかからない時間帯、午前中に連れていくことをおすすめします。
午後、昼食を食べた後はお子さんにとって遊びたい時間帯であったり、お昼寝の時間帯であったりして、メンタル的にぐずってしまうこともあります。
お子さんによって生活リズムや遊びたい時間帯は別ですが、できるだけお子さんが無理なく、遊びたい時間が失われない時間帯を選んで歯医者さんを予約しましょう。
午前中に歯医者さんで治療をしてもらい、午後からはしっかり遊んでもらうのが、多くのお子さんにとってはストレスがかかりにくいパターンとなります。

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歯医者を必要以上に怖がらせないよう日常的に注意

もう1つ、歯医者さんのイメージを必要以上に怖くしないことも大切です。
よくやってしまうのが、「悪いことをすると歯医者さんだよ」といった形で、歯医者さんを懲罰の対象のように子どもにイメージさせてしまう言葉です。
絵本やアニメなどでも、よく歯医者さんは怖いイメージで描かれていますので、こうしたお話の後も、歯医者さんは「必要」だから行くのであり、歯医者さんが怖い人ではないことを説明するといいですね。
もちろん、多くの歯医者さんは子どもの扱いにも慣れています。
まずは治療の前にお子さんにやさしく笑顔で話しかけ、歯医者さんが怖い場所ではないということをわかってもらうよう、努力してくれますね。
ご両親も、お子さんができるだけリラックスできるよう、積極的に笑顔で声かけをしましょう。